歯槽膿漏がクサイ原因とその対策とは?

自分では認識することが困難であるにもかかわらず、周囲にいる人にはしっかりと伝わってしまう、それが口のニオイです。

なぜ口臭は自分では認識しづらいのか。もし自分の口臭や体臭を敏感に感じ取ってしまったら生活に支障が出てしまうから。それを避けるために、自分のニオイというのはなるべく感じないような作りに脳がなっているわけです。

内臓の調子が悪いと口臭がひどくなると言われています。口の中が乾燥していても口臭が出ることがあるでしょう。
口臭の原因として意外と知られていないのが、『歯周病』です。
初期の症状であればさほどニオイはしませんが、『歯槽膿漏』になってしまうと、それはもう臭いニオイが口から漂ってきてしまうでしょう。

この歯槽膿漏によって、大事な歯を失ってしまう人も大勢います。口臭だけではなく、大事な歯の健康を維持するためにも、口内環境を整えることが求められるのです。

見た目もニオイも、自分の印象の良し悪しに関わってくる問題。もちろん印象は良くありたいですね。そのための知識をここで学んでおきましょう。

その口臭は本当に歯槽膿漏が原因?

口臭がしたからといって、それをすぐに歯周病や、それが悪化した状態の歯槽膿漏が原因だと断定することはできません。しかも、最初に説明したように、自分ではどうしても気付きにくいという問題も抱えています。
自分の口からどんなニオイが発せられているのか、これを強く意識しながらチェックすることが求められるでしょう。

口臭チェックの方法ですが、両手で口元と鼻を覆い、その状態で息を吐いてみます。そこでどんなニオイがするかによって、その原因の判断を試みてみてください。

玉ねぎのニオイがすれば歯槽膿漏?

上記の方法で自分の口臭をチェックしてみた時、もし、玉ねぎが腐敗したようなニオイがしたら、それは歯槽膿漏を疑った方がいいかもしれません。
このニオイは、『メチルメルカプタン』によるものである可能性が高く、これこそが歯槽膿漏特有のニオイを発する元となっています。

揮発性硫化物であるこの成分から発生するニオイは非常に独特なものですから、きっとすぐにそれだとわかるでしょう。

卵のニオイがすれば胃が原因?

もし、胃に何らかの炎症があり、それによって口臭が発生している場合は、どちらかというと、卵のニオイになるはずです。もっと言えば、腐敗した卵のニオイ。
こちらであれば、歯槽膿漏が原因による口臭ではないと判断できるので、ぜひチェックしてみてください。

ちなみに、胃に炎症が起こってしまうのはピロリ菌によるところが多く、また、精神的に不安定な状態が続いたり、偏った食生活などで胃に潰瘍などができてしまった時にも、腐敗した卵のようなニオイがすることがあります。

いずれにしてもいいニオイは決してしません。健康状態が崩れていないかどうか、まずは自分の口のニオイを嗅いでチェックしてみるといいでしょう。

歯槽膿漏により発生する『膿』

歯周病が悪化すると歯槽膿漏となります。字を見ただけでもその恐怖感が伝わるのではないでしょうか。
ここまでくると、歯茎のあたりから膿が出てきます。『歯槽骨』と呼ばれる歯の土台が崩れてしまうために起こる現象です。

膿が出てくれば、それが口臭の原因となることは言うまでもありません。しかも、とんでもないニオイがするので、これは何としても避けたいところです。

『プラーク』が口臭の元凶

歯に付着した細菌などがたまると、『プラーク』と呼ばれる状態になります。これが歯周病の原因となり、放っておくと歯槽膿漏となってしまうのです。

見た目もさほど普段と変わらず痛みも発生しにくいため、最悪の事態になるまで放っておく人も多くいますが、このプラークがたまりにたまると歯周ポケットが深くなり(4mm以上になると危険と言われています)、やがて歯石となり、強い口臭の原因となってしまいます。

このプラークこそが、口臭の元凶であると認識し、甘く見ないようにしておかなければいけません。

最も確実な対策は歯科医院

プラークは、歯石の元となるものです。歯石になってしまっているものや、それに近い状態になってしまっている場合には、自分1人でそれを取り除くことが困難になってしまいます。
早めに歯科医院に行き、プラークや歯石を取り除いてもらいましょう。それが最も安心で確実な歯周病対策となります。

自分で行う歯磨きでは取れないような汚れをどうやって取るのか、その1つの方法に『スケーリング』があります。金属製の道具を使って歯石等を削り取る方法です。

もし歯周病が進行し歯槽膿漏の状態になっていても、歯科医院であれば、外科的な方法によって治療を行ってくれます。

適切な治療法を歯科医院で受ければ、嫌な口臭とも決別することができるはずです。

自宅でもできる歯周病による口臭予防

歯科医院に行くことも大切です。ですがその前に、自分でできることを日頃から行い、歯周病による口臭への対策を講じておきましょう。

その対策の一つが、毎日のブラッシングです。
先端が尖り、且つ、柔らかめの歯ブラシを選んでください。その尖った先端が歯周ポケットの汚れを取り除き、しかし、柔らかければ歯茎を傷つけずに済むでしょう。

歯の根元に対して45度の角度を保ちブラッシングしてみましょう。1本ずつ各20回から30回くらい磨き、それを全ての歯で行います。
もし歯槽膿漏の状態になっているようであれば、歯科医院に相談し、ブラッシング方法の指示も仰いだ上で、必要であれば、専用の薬剤を使用してください。
優しくブラッシングすることも意識し、できるだけ歯茎を傷つけないようにすることも重要です。