歯肉炎を治すホームケア4選!

鼻呼吸で歯肉炎を予防

呼吸の方法を少し変えるだけで、口内環境を整えることができます。

日頃、口で呼吸していると、口内の細菌を退治してくれる唾液の働きが弱まります。歯肉炎を含む歯周病は細菌によって発症する病気ですから、この口呼吸を改善するだけでも、歯肉炎の予防を行うことができるのです。

意識して鼻呼吸をしてみましょう。口内の乾燥を防ぎ唾液の量が増えれば口内環境が整い、歯肉炎予防につながるはずです。

また、咀嚼回数を増やすことでも唾液の量が増え、歯肉炎予防となります。日頃から固めのものを食べる習慣を持っておきたいものです。

食べたらすぐに口内ケア

食べたら磨く、これが歯肉炎予防の基本。特にお菓子などの甘いものを食べたら、歯を磨くようにしてください。忙しい時には口でゆすぐだけでも予防効果があります。

歯を磨いたり口をゆすぐことでも唾液量が増えるので、そういう意味でも歯周病予防の効果は大きいでしょう。
常に歯が磨けるよう、バッグなどに携帯用の歯磨きセットを入れておくといいかもしれません。

歯周病専用アイテムで予防&治療

歯肉炎を含む歯周病を予防するには、それ専用のアイテムを使うこともおすすめです。

例えば、歯周ポケットに入り込んだ歯垢を取り除くのに効果的な歯ブラシ。毛先が細く、かつ柔らかい歯ブラシは、その効果を発揮してくれます。
柔らかい歯ブラシを使うと、よく磨けていないと感じ力を入れてしまいがちですが、歯茎に傷をつければ、それが歯肉炎の原因にもなるので要注意。優しく磨くように心がけましょう。

歯を磨く前、あるいは磨いた後に実践してもらいたいのが、デンタルフロスなどによる汚れの除去です。
市販されているこのアイテムを使うだけでも、歯を磨くだけの時と比べて、歯垢の除去率が60%から80%にアップすることがわかっています。歯間ブラシの使用によって除去率はさらに85%にまで上がります。

その他にも、洗口液や歯磨き粉なども、歯周病予防に関連する商品が市販されていますから、ぜひ試してみてください。
洗口液に関しては刺激にも注意して選ぶようにすることと、歯磨き粉に関しては、特に『トラネキサム酸』が含まれているものを選ぶと、歯肉炎の症状を抑えることができるでしょう。

ビタミンCの摂取で歯を丈夫に

歯肉炎の予防には、実は適切な栄養を摂取することも重要なのです。

その中でも注目したいのはビタミンC。野菜や果物などに多く含まれているおなじみの成分ですが、これはコラーゲンの生成を促すと言われています。
歯を支えている組織にはコラーゲンを必要としているところがあり、歯肉炎になるとそのコラーゲンの減少によって状態を悪化させることが多いため、ビタミンCを積極的に摂取し、コラーゲンの生成を促しておく必要があるのです。

野菜や果物の他に、忙しい人などはサプリメントも上手に取り入れながら、この栄養成分の摂取を心がけてみてください。

歯肉炎が歯周炎になる前に

歯肉炎は、特に痛みを伴いません。赤くなることもありますし、歯を磨いている時に血が出ることもあります。しかし、痛みがないので放置しがち。
初期の状態であれば、上で説明したようなケアでも回復はするでしょう。しかし、それが歯周炎になってしまったら大変です。

歯周炎となれば、もう自宅でのケアだけでは間に合いません。歯科医院の助けを借りなければ完治は困難。
少しでも状態が悪くなったと感じたら、痛みなどがなくても歯科医院に相談するようにしてください。

歯科医院で行う治療とは?

実際に歯科医院に相談をし、治療が必要だと判断された場合、どのような方法で歯周病を治していくのでしょうか。

軽度であれば、スケーリングと呼ばれる方法によって歯石を取り除き、薬剤などを塗布して炎症を抑える治療で回復を目指すことができます。
このスケーリングと、ルートプレーニングと呼ばれる方法を合わせた『SRP』を行うこともありますが、これは、歯石が通常のスケーリングでは取り除けない場合に用いる治療法です。
『SRP』によって歯周ポケット内も清潔にし、さらにこれは歯石の再発生を防ぐ役割も担います。

それでもまだ歯石が残ってしまっている時には、歯肉をカットするなどの外科的手術(フラップ手術など)が用いられます。歯槽骨にまで影響が及んでいる場合も、こうした外科的手術によって治療していくしかありません。

意識を高く持ち気がつくことです

歯肉炎は、痛みがないことが非常に厄介な病気。にもかかわらず、悪化すれば歯周炎となり、やがて歯槽膿漏となり、歯を失います。
それを防ぐためには日頃から高い意識を持ち、ケアを怠らないようにするしかありません。
あるいは、早期に気がつくことも重要となるでしょう。
もし歯茎に変化が見られたら、すぐに歯科医院に行くことと、決してそのまま放っておかないことを徹底するようにしてください。

歯周病は糖尿病の患者さんがなりやすく、また、女性もホルモンの影響でなりやすいと言われています。
不安な人は、歯科医院による定期的な検診を受けることをお勧めします。